今月で10歳にもなろうという我が子なのですが、
最近本当にもうよく泣きます。
少し注意されただけで目が真っ赤になってしまう。
鋭い指摘を受けると、トイレに篭ってしまう。
「もうわかった! 」とわかってないのに言い切って心の殻に閉じこもります。
本当にもう・・・よく泣くんです。
思い起こせばこの10年。
オギャーと生まれてからの我が子は本当にもういい子過ぎる位にいい子でした。
ミルクはきっかり3時間おき。
新生児期を過ぎればその間隔もどんどん開いていき、
あっと言う間に夜の間中寝てくれる赤ちゃんになりました。
人見知りもほとんどなく、
夜泣きも全くなく、
昼夜逆転なんてあるわけもなく、
おねしょも人生で3回はしたかなぁ・・・? 程度。
身体も丈夫で滅多に熱も出さず、
皆勤賞7年目をひた走っております。
聞き分けが良く、
多少甘えん坊でいつまでも幼稚な部分はあるのですが、
ガマンも出来、
煩わせる事もなく、
言われたことを忠実に守ろうとする子でした。
だからかな。
余計に面食らいます。
多分、今が一番手を焼いています。
今の我が子は口で良い子なフリをしつつ、
行動が伴わないのでよく怒られ、
その怒られることに傷ついて泣く。
なんとも身勝手だな、とは思います。
私も人間ですから、
ついカッとなってしまうことも多々あります。
でも、本当はわかっています。
だって同じ年の頃の私がそうでしたから。
思春期の入口。
色んなことに傷付くんですよね。
何気ない、おおよそ他意のない言葉を敏感に感じ取って、
自意識過ぎる位に傷つくんです。
無神経な父や、
無頓着な母に苛立って憤慨していたことをよく思い出します。
怒られるその自己否定感が、
自分のことを制されるその抑圧感が、
まだ「言葉」にも「態度」にも上手く出せないまま、
心の中にだけ鬱蒼と渦巻いている状態。
あぁ、この子も私と同じなのか。
鋭敏な感受性が、更に更に研ぎ澄まされていく。
近い将来、私は一時的に「敵」になるのでしょう。
そう覚悟せざるを得ない程、20年前の私にそっくりです。
ただ一つ。
同じ「感覚」を持った事のある私は、
「泣くな! 」
と怒ることだけはしないと誓いました。
本人が意図しない涙。
本人だって好きで流している涙ではないことを、
私はその経験上知っています。
「泣くな」
ということは、
その感受性を否定することなんですよね。
悲しいわけでも、
悔しいわけでも、
情けないわけでもなんでもない。
本人にさえわからない。
だけど流れる涙。
それは、娘が一つ大人になった証なんだろうなぁと思います。
私がまだ「大人」ではない部分も多く、
すぐにカッとなったり自分本位に怒ってしまうので、
再確認する為に書きました。
長い長い反抗期の始まり。
一番大変な親の試練は、ここからなんだと思います。
いつか迷ったらこの日記を読み返して、深呼吸しよう。
最後まで娘の最大の味方が私でいられますよーに!
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