今まで何回も寝坊をした事はあるけれど、
起きた瞬間に「アウト」な寝坊は生涯で1度だけ。
高校生の頃、連日の部活とバイトで体力が続かず、
パッと気付いたらすでに2時間目の授業中の時間だった。
クラスメイトからは沢山のメール。
あの時の驚きは20年近く経った今も忘れられない・苦笑。
そんな状態の寝坊を、何と今日した!
パッと起きたらすでに家を出る時間が30分も過ぎている!!!
慌てて娘を起こし、
「間に合う?! 」
と聞くと、
「5分で出れば間に合う!! 」
と言うので身支度を手伝い、
ご飯も食べさせられずに送り出してしまった。。。。
それでも遅刻ギリギリ。
あの子は間に合っただろうか。
本当に申し訳ない。。。
私は娘をダシにして午前半休を取った。
娘が体調不良なんだって。
病院に行きたいから半休。
おかげで今、自宅でパソコンをかちゃかちゃする時間に恵まれている。
娘の怒涛のスケジュールを何とかフォローし終えて早1週間。
頑張ったのは娘だけど、
頑張る事だけに集中出来る環境を用意してやるのは母である私の勤め。
そう思うとこちらの負担も相当で、
走りきった時、床にへたりこんだのはどちらかと言うと私の方だった。
抜け殻のように全ての事にやる気を持てず、
仕事から帰ったら延々テレビやマンガを読み耽った。
いつもは見てやる娘の宿題とか、
答えてやる質問とか、
明日の用意とか、
世間話を聞くのは勿論、
私が請け負うべき家事もままならない状態で、
ただひたすらにダメ母親になっていた。
わかっていても抜けられないのだ。
エネルギーが枯渇すると、
私は途端に廃人になる。
ただひたすらに何もしなくなる。
こんな無気力は何かを頑張る度に私を襲い、
そんな36年付き合った思考回路には慣れっこになった。
存分に甘やかしてやればいい。
どこかでスイッチが入ればまた元に戻るし、
元に戻らなかったことなど生涯一度もないのだから。
そう思い続けて1週間。
多分、そのスイッチが今日のこの「寝坊」なのだろう。
強制的に取る事になった半休で家をざっと片付け、
娘から提出されたプリント類やぐちゃぐちゃの書類を全部整理整頓した。
掃除機をかけ、台所も綺麗にした。
惰性で最低限期限の近い副業だけやっつけていたものも、
通常通り早めのスケジュールに組みなおした。
それでも空いた時間でマンガを読みたいと思ったけれど、
それは昨日までの抑えがたい衝動とは違い、
普通に
「家事が終わったらね」
と言う思考回路に落ち着く。
さぁ、今日からまた私はスタートするらしい。
次の休息期間が訪れるまで、
しばし頑張ろうと思う。
何はともあれ娘よ、
そして会社よ、
・・・・寝坊してごめんなさい。
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