ちょっと面白い本があったのでご紹介。
ハッピーバースデーと言う本。
これは私が読んだ方。
実はこれの大元は児童書で、
こちらになっている。
児童書の方のハッピーバースデーが子供の心を強く打ち、
お母さんや先生や色んな大人に、
「ぜひ読んで」
と勧められた事から、
大人向けのハッピーバースデーが生まれたというもの。
主人公の軸はどちらも小学生の「あすか」なのだけど、
大人向けの方はあすかのお母さん達大人側の視点が入っており、
児童書の方のハッピーバースデーには出てこない登場人物もいる。
レビューを見ると、
「私はあすかであり、兄であり、母である」
と色んな心情が自分と錯綜する旨書かれていたけれど、
なるほど、
読んでその意味が納得出来た。
子供は大人を厳格に大人であると信じて疑わないけれど、
あすかの母同様に、私や沢山の大人達は、
自分が完全なる「大人」であるとは思えていないんじゃないかとたまに思う。
子供の頃思い描いた大人はもっとカンペキで完全だったけれど、
実際に大人になった私はとても薄っぺらい。
そういう理想と現実のギャップに押し潰されまいと虚勢を張った自分のカタチが、
子供には煙がかってよく見えない「大人」として映るのではないかなと思った。
我が子が児童書の方の「ハッピーバースデー」を読み、
私が大人向けの「ハッピーバースデー」を読んだ。
娘はこういう心の暗い闇の部分を掘り下げる雰囲気があまり好きではないと思っていたのだけど、
意外にも
「面白い」
と言う評価をしていた。
思春期になって、色々心境の変化もあったんだろうか・・・??
余談だけど娘は非常に本を読むスピードが速い。
この本も30分位で読破。
「内容、ちゃんとわかってんのー? 」
と思ったりもたまにするんだけど、
読んだ後に色々感想を言い合ったりすると私より覚えてる事が多くてたまにびっくりする。
瞬間的な記憶に関しては娘の方が優れているんだろうな。。。
年かな・笑。
読書途中でなにやら涙を流していたので、
「どの場面? 」
と聞いたら、
「真田先生とめぐちゃん・・・」
と答えた。
そこか。
ちなみに私は最後のみんながとても泣けました。
親子ですが、感涙ポイントはそれぞれ違うようです・笑。
たまにはこういう読み方も楽しいな、
と思った作品でした。
親子でする秋の読書に最適です^^
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