私は娘に大学進学をぜひともして貰いたいと思っている。
何も本人が大学になんて行きたくないと言っているのに無理矢理入れようとしているとか、
大学生になるより留学したいと言っているのを無理強いして受験させようと言うわけではない。
単に進路として考えた時に、
学校により長く通って貰いたいと思う。
ただそれだけなのである。
別に高卒で働く事に意義を見出すのであればそれはそれで構わない。
ただ、特殊な仕事はさておき、
一般企業に就職しようと思ったらやはり高卒より大卒の方が待遇がいい。
公務員なんかは、その後のキャリアアップにもはっきりと差が出る。
勿論その後に何を成し得たかというのは大事だし、
かくいう私は高卒だけれども子育て中にブランクがあったりかなり長期間非課税パートとして働いてきたが、
今は世の中の平均収入位は頂ける位の所には落ち着くようになった。
(まぁ、それでも子育て世帯の平均収入と比較するとアレだけれども)
でもさ。
何もそんなに最初からわかりきった事で苦労する必要はないと思うんだよ。
人生は長い。
人生100年時代と言われている今、
何もそんなに急いで世の中に出る必要はないんじゃないか??
と言いたいだけなんだ私は。
大事な大事な愛する娘。
人生は社会に出てからの方が長い。
その舞台に18で飛び出すより22で飛び出す方がいいじゃない?
その4年間は、
その後の長い社会人生活の為に必要な知識や教養や、
そして時々は人生の余暇として使って、
思い切り充実した子供時代を過ごして欲しい。
その最後にしてやれる親としての投資が大学進学だと言うのなら、
私は喜んで財を投げ出すよ。
足りなけりゃ教育ローンだって組むよ。
私の根底はただそれだけ。
娘が極端に勉強嫌いなのだとしたら仕方ないけど、
学校が楽しくて仕方ない!
大学生になりたい!
と言っているんだから、
それを反対する理由はないじゃない?
ただね。
どんだけ好き勝手に生きてくれても構わないとは思っているんだけれども。
勉強する気もない、
遊び呆けて行けるような大学に4年間の余暇としてだけ行かせるのだけは勿体無いと感じる。
大学にかかる費用は決して安くはないんだ。
それをただ捨てるだけに費やすのであれば、
そのお金を使って無理矢理にでも留学させたいと思うのが私の心なんだよね。
(どっちもイヤだから働く。そういう選択肢であれば結構)
さぁそこで、長い長い前フリが終わった。
娘の近い未来として「大学進学」が加わった時、
そこに突如として現れたのが
「私立大学定員厳格化」と言う流れなのであーる。
詳しいお話は東洋経済ONLINEさんに委ねるとして、
→(https://toyokeizai.net/articles/-/261124)
ようは私立大学の合格者数を減らしますよって事なんですよ。
大学はさ、
「○○大学△学部! 定員100名」
とか言って募集を募るわけ。
そんで受験者が居て、
合格者が居て、
入学者が居る。
定員と実際に入学して在籍する人数ってどん位違うと思う?
2014年度の調べだと、
人数にして4万5000人超過してるんだって!!!!!
しかもその内の8割が3大都市圏に集中しているのです。
この状態ってさ、とってもアンバランスなわけ。
本来その大学に通えないはずの子が合格しちゃって東京近県に来ちゃうの。
しかも3万6000人(4万5000人の8割)もっ!
これって東京にばっかり人が集まっちゃう一極集中を更に助長しちゃうし、
何よりその大学、届け出てる人数以上に入学者がいるわけだから、
授業料もその分加算されてんだよね???
って国は思うわけです。
そこで、国は通達を出しました。
定員が超過している大学には助成金を支給するのを止めますよ。
って。
この通達がかなり厳しくて、
定員を少しでも超過したら補助金は支給しませんよ、
と言った具合。
そうなると大学側は大慌てなわけですよ。
補助金がなくなると言うのは大打撃ですからね。
しかも少しのオーバーも許されない。
例年なら合格したら絶対に来てくれるわけじゃないし、
(第一志望、第二志望等で受験者側も駆け引きがあるから)
多めに合格者を出しておくわけなんだけど、
この「厳格化」によってそのゆとりさえ取っ払われてしまったわけです。
さて、世の中はそんな感じ。
じゃぁこの事態で一番慌てるのは誰だと思いますか?
そう、我々(受験者)なんです。
実際2016~2018年に渡ってこの厳格化が推し進められ、
受験者は大混乱を来たしました。
なぜなら、
例年、早慶上智に受かった偏差値の持ち主達が軒並み不合格になるからです。
今まではオマケ合格を貰えたレベルの子達が、
定員厳格化によってハッキリと「NO」を突きつけられる。
そうすると玉突き現象が起きてしまいます。
NOを突きつけられた子達が、
第二志望であるGーMARCHに下りて来る。
G-MARCHを第一にしていた子達はたまらないですよね。
だって定員厳格化にプラスして、
NOを突きつけられて下りて来た早慶上智志望組と言う強敵が沢山うごめいている中で戦うわけですから。
となると例年ならG-MARCHに受かっていたレベルの子達が日東駒専に・・・。
となるわけです。
「私達(今の大人世代)の感覚で大学レベルを考えているととんでもない事になりますよ! 」
と言うのが娘の通う塾の教えでした。
ようやく説明が終わった・笑。
まぁ、私はどこまでも疑い深いので塾からの情報だけを鵜呑みにせず色々調べてみたんですが、
ひとまずこの時流はもっともっと加速(厳格化)していくとされていましたが、
一定の効果を上げていると国が判断したらしく、
2019年度から当面はひとまずこのレベルで押し留められる事が決定いたしました。
が!
元に戻るわけではないので、
この厳格化水準はひとまず「加速しない」と言うだけの話です。
はい。
でも娘は現在中学2年生で、大学受験なんぞまだ5年先の出来事なんですよ。
それなのにどうしてこんなものに一喜一憂しないといけないのか?
そこがやっとこさ今回のテーマなのです。
この定員厳格化が決まった時から、高校受験にも密かに流れの変わる局面に遭っていました。
「今、大学受験は大混乱を来たしている」
「我が子はその波にうまく乗り、勝ち残る事が出来るのか? 」
「どう転ぶかわからない大学受験をうまく回避出来る方法はないだろうか」
そんな声、安定志向に陥った先輩方が本当に沢山出てきたんですね。
そこで注目を浴びたのが各種大学附属高校です。
高校によって条件は様々ですが、
私立大学附属校校は系列大学へ入学できる権利を持っている。
つまりあの大混乱の渦に飛び込まなくても大学進学の道が開かれているわけです。
しかもナイスタイミングな事に私立高校無償化が始まりましたからね。
一昔前なら都立の進学校に通わせようと思う世帯が圧倒的多数だったのに対し、
今は私立附属高校へと舵を取る家庭が爆発的に増えたのです。
昨年度の入試。
まさかの天下の日比谷高校(都内で孤高のトップを築き上げている伝統的で圧倒的名超進学校! )が定員割れを起こして二次募集と相成りました><
それ位、時流が私立附属高校に傾いているわけです。
(日比谷高校定員割れにはその他国立附属高校との兼ね合いもあったらしいですが)
かくいう我が家も娘に安全パイを持たせたいと密かに思っています。
出来れば私立附属高校に進学して欲しいんだけどなぁ~。
当然ですが私立附属高校はどこも偏差値が高く、
しかも異例の附属人気でこちらもかなり入りにくくなっているとか。。。
娘は附属高校に固執はしてないようで、
まだ志望校も定まっておらずふわふわしておりますが。。。orz
悩ましい事この上ないですが、
ちょいちょい聞かれる「どこを目指しているの? 」に対して、
ずっと書きたかった回答をようやく書き上げる事が出来ました!
長いのに最後まで読んでくれてありがとうございました♪
ずっとずっと
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