同級生がいる。
学校に来れない。
最初は学校がイヤで来れなかったけど、
今はもう、
なんで来れないのか自分でもわからないんだと先生が言っていた。
校門の前で立ち尽くす。
一歩が出ない。
何時間も、そこでじっと立ち尽くす。
勝手な持論だけど、
そんな心を誰でも持っていると私は思う。
例えば娘。
ピアノが上手くなりたい。
でも、練習をしたくない。
心の中で日々葛藤している。
出来た、出来ない、出来た、出来ない。
娘のピアノと同級生の違いは何か。
【ピアノ】は出来なくても周りの目はあまり気にならないけど、
【学校に行かない】という事は少しだけ目立つ。
大多数が出来ることの方が、
出来ない時にプレッシャーをより多く感じてしまう。
でもきっとそれは、物凄く特別な事じゃない。
みんなそれぞれ、頑張って戦っている。
負けて、悔しくて、泣いて、
でもまた明日頑張って、
勝って、負けて、勝って、負けて・・・。
今日は一歩進めた。
今日は教室まで入れた。
毎日毎日、
同級生は必死の思いで戦っている。
それがわかるから、
頑張れ、と娘は思っている。
そして家では娘も必死の思いで戦う。
やりたくない、
でも上手くもなりたい。
そんな娘を見て、
頑張れ、と私も思っている。
大丈夫、失敗しても大丈夫。
長い人生にしたら、どちらも小さな事だよ。
親としては、
そうやって笑い飛ばしてあげられる存在でいてやりたいなって思う。
明日もあの子が学校に来れます様に!
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