今年の読書感想文は完全放置でした。
過去数年間に及び、
考え方を教え、
書き方を教え、
色んな角度から試行錯誤を繰り返してきた。
「今年は下書きまでは自分でやることが使命だ」
と言いつけ、
すっごーく気になったけれど放置。
8月も上旬にやっと本を見繕い始め、
課題図書だったか、推薦図書だったか忘れたけど、
感想文を書く書籍の案内のチラシを学校から貰って帰ってきていて、
それをやっとこさ読み始める。
遅いよ!!
と思ったんだけど・・・苦笑。
そして選んだ本。
「これにする」
と・・・。
我が子は、いつも人の後ろで様子を伺うような子です。
小さい頃は本当に慎重で、
戦隊ものもプリキュアの戦闘シーンも、
「かわいそうでイヤだ」
というような子でした。
今も派手なアクションは苦手。
人の喧嘩や諍いのシーンがテレビで流れるとチャンネルを変えたがります。
アンパンマンの年代の頃は、
「いっつもやっつけられちゃうから、かわいそうだからバイキンマンをすきになってあげるの」
っとアンパンマンよりバイキンマンのグッズを欲しがったりしていました。
そんな子が・・・です。
この本、
表紙から見ても一目でわかります。
動物の殺処分について書かれている本ですよね?
それはリアルな現実ですし、
目を逸らしてはいけない問題なのとも思います。
が、殊更動物(特にねこ)を愛して止まない我が子がこのような辛い現実を語る本を読み切れるのでしょうか?
とても不安でした。
「これ、割と悲しいお話かもしれないよ」
と娘には言ったのですが、
「うん、多分大丈夫」
と軽く答えてくれます。
本当に大丈夫なの・・・??
万が一、
読み切ることが出来なかった時の為に、
その案内のチラシから私が良さそうだと思うものを見繕いました。
もしも「いのちのすくいかた」を読めなかった時に、
こっちで読書感想文を書けば良いと思ったのです。
そういうわけで今年は読書感想文用の本を2冊買いました。
「もしも読めなかったら、無理しないでこっちで感想文を書けばいいよ」
と2冊一緒に手渡しました。
ところが・・・。
娘はきちんと読み終えて、
「いのちのすくいかた」で感想文を書き上げました。
「悲しくなかったの? 」
と聞いたけれど、
娘は
「悲しかったけど、知りたかった」
と。
殺処分される犬猫の数に圧倒され、
「今夜は眠れないかもしれない」
とさえ言いました。
(もちろん、爆睡でしたけど・笑)
が、ちゃんと読み切り、
「私が感想文を書くことで、この本に興味を持ってくれる人がいるかもしれない」
と必死に言葉を紡いでいました。
書き上げた読書感想文は母によって3回程やり直しを食らいましたが・笑。
それにしても一生懸命書こうという、
彼女の想いはきちんと伝わってきました。
いつの間に、
こんなにしっかりした女の子になったのでしょうか?
泣き虫でうじうじぐだぐだ、
ついこの前の富士登山でも涙で顔をぐちゃぐちゃにしていた我が子だったのですが、
自分が大事だと思うべき事柄にはきちんと目を逸らさない子になっていたのですね。
小さい頃の成長は身長が伸びたり、
出来なかったボタンかけが出来たりと目に見える事が多いです。
そういう外見的な事がひとしきり出来るようになると、
いつしか子供の成長というものをあまり意識しないようになっていきます。
そんな中、
いつまでも変わらないと思っていた子供の内面の成長を垣間見るタイミングに遭遇すると、
親は子供が随分とまぶしく見えるものなんだなぁと痛感しました。
いつの間にか、
子供は一人で成長していくのですね。
その術を会得していくのですね。
親が教えてあげられることは、
もうそんなに多くはないのだと改めて思いました。
1/2成人式を終えた娘一緒に居られる時間もそんなに多くはないのでしょう。
毎日毎日、
限りある娘との時間を大切にしていけたらいいなと改めて思った出来事でした。
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