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学生時代に仲が良かった友人同士で集まった際、
脱サラして資格取得の為に学生になったという一人の友人を、
開口一番で
「えぇ! 大変だね!! 」
と言った友人がいた。
みんな同じ年。
学生になった友人は独身。
大変だと公言した友人は兼業主婦でママだった。
「何年通うの? そしたら3年もケッコンできないじゃん」
「だって今から学生になるわけでしょ? 」
つらつらと紡がれるママの意見には、
なんだろう?
彼女の灰色な気持ちが透けて見えるような気がしたのだ。
私はこれ、
人生にどれだけまだ希望が残っていると感じているかなんじゃないかと思った。
結婚して、
主婦になって、
ママになって。
世間一般がフツーとされる、
どこにでもいるようなフツーの家族になって。
彼女の繰り返される毎日は、
多少なりとも違う部分はあれど、
大部分がその他一般と同じ家族で、
世の中の誰よりも自分が輝いているという自負がない代わりに、
何か我慢ならないような不幸せに遭遇したわけでもない。
少しの我慢を自分が持てば、
周囲の誰もがにこにこと笑い、
「これでいいんだ」
「これが幸せなんだ」
となんとなく手を取り合って確認し合う日々がある。
言うなれば、
「こんなもんかな」
と言う事を感じてしまっているのだ。
ほぼほぼの満足があるからそのままでいい。
何か突き動かすような情熱もエネルギーもない代わりに、
穏やかで、和やかな日々。
だから。
そんな毎日を逸脱する、
持て余すようなパッションをかつての友人が持っていることに、
潜在下で彼女の心が羨んだのだろう。
独身の彼女が幸せと希望に満ちているというわけでは勿論ないのだと思うけど。
けれど、
「子供が小さいから」
「この年になっていまさら・・・」
そういう言い訳を自分にしなくていい事を、
無条件で心惹かれてしまったのだと私は思った。
だから独身の方が希望を持っているとか、
そうは言っても結婚している方が幸せだとか、
そういうことが言いたいわけでは決してない。
ただ、
私は私の心の片隅にある「自分への不幸感」を、
ちゃんと見つめて慈しんで生きたいと思った。
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