http://fundo.jp/89295これを読んだ時に思った事です。
昔話をしよう。
娘がまだ3歳位の頃、
NHKスタジオパークに行く為に渋谷を歩いていた。
娘はグズり、
「もうあるけない・・・」
と泣いた。
言い訳だけど、
決して延々歩かせていたわけではない。
駅からバス停までのほんの数メートル。
3歳児にはきっと大変な道なのかもしれないのだけど、
私はこの子の為に歩かせたかった。
何故なら、
大人の勝手な事情ではあるが、
その頃、
折りしも離婚調停中。
だからこれからは、
どこに行くにも「私と娘」で行くしかないのだ。
娘が歩けないのであれば、行く事は出来ない。
だって。
大きな荷物を持つママと、
子供を抱っこしてくれるパパが居て成り立つお出掛けが、
この子にはもう出来ないのだから。
必然的に、家に閉じこもる毎日になってしまう。
「行きたいけど、行けないねぇ。。。」
そんな諦めを、
自分の為にもこの子の為にも私は持ちたくはなかったのだ。
私は娘に言った。
「疲れちゃったよね。でもね、もうちょっと頑張れば楽しい所に行けるんだよ。バス停までは頑張って歩けるかな? 」
娘は悲しげに俯いた。。。。
大丈夫。
閉館までに辿り着けば良い。
時間はまだある。
抱っこして安易に連れて行くより、
休憩しても、
時間がかかっても、
とにかく「二人で行く」と言う事がどう言う事か、
私は娘にも教えたかった。
頑張って欲しい。
頑張った分、
これからも諦めないできっと楽しい想いをたくさん出来るから。
「ちょっと休憩しよう。それから、また頑張って歩こうね」
娘は頷いて、道の端っこまで行って、しゃがんだ。
私も邪魔にならないように、その横に寄り添おうとした。
その時、
「アンタ、ママでしょう? こんな小さい子を歩かせて・・・抱っこしてやりなさいよ! 」可哀想に・・・
腰の曲がったおばあさんが、
買い物カートを引きながら通り過ぎ様に私に言った。
え・・・?なんで??物凄くショックだった。
ねぇ、おばあさん。
バス停までの数メートル。
この子を抱っこして連れて行ったら数十秒で終わるんだよ。
でも時間がかかっても、
頑張って自分で歩こうね、
そう励ます事は、
母として間違っているのでしょうか・・・。
8年ほど前の事ではあるけれど、
今も鮮烈に覚えています。
自分の精神状態もあって、
余計に抉られたような気がしたのかもしれないけれど。。。
確かにあの日、
私は周囲から見て「可哀想」な事をしたかもしれないけれど、
そうやって日々日常少しずつ少しずつ子供が頑張ってくれたから、
私と娘は色んな所に行けました。
なんとなくこの記事を読んで、
過去を思い出したLeafなのでした。
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