2週間ほど前から足に違和感があったルナちゃん。
最初は角度によってそう見えるだけなのかな?
と思って大して気にもしてなかったのだけど、
段々足に力が入らないのか、
後ろ足を引きずるようにして歩くようになりました。
金網から落っこちて骨折したり腰を強く打ち付けたりするとそうなる事があるらしく、
また、加齢でもそうなる子はいるらしい。
触ってみたけれど、外傷や患部に触れても痛がる様子はない。
迷ったけれど、近くの動物病院に連れていってみました。
ルナちゃんは娘が小学校6年生の頃。
ピアノのコンクールを頑張ったご褒美としてお迎えを決意したジャンガリアンハムスター。
沢山のちんまいジャンガリアンハムスターの中、
少し育ってしまって別ケージに入れられていた大きいのを、
なんとなくペットショップの悲しい裏側(勘ぐりすぎ笑)のようで引き取ることに決めた子でした。
既にペットショップで2ヶ月近くを過ごしたと店員さんに言われたので、
恐らく今年の7月で3才になります。
動物病院の先生はまず何よりその年齢に驚き、
「うちに来た子の中でも群を抜いて長生きな子ですよ。大切に飼っていたんですね」
と言ってくれました。
でもそんな風に言われてしまうと、
ちょっと切ない( 。゚Д゚。)
先生は簡単に触診した後、
足が腫れている。
と教えてくれました。
ただ、それ以上はわからないと、、、。
その原因が感染症によるものなのか、
それとも腫瘍的なものによるものなのか、
それはレントゲンや細胞診をしなくてはわからない。
と。
でも、
ルナちゃんは手のひらに乗るくらいちっこい。
レントゲンを撮るにしても押さえ付けて微動だに出来ないようにしなければ撮れないからこの子にはかなりのストレスがかかる。
弱ってる子はそれだけで死んじゃったりもする。
大きな動物病院では麻酔をかけてレントゲンを撮るけれども、
げっ歯類に適した麻酔の量は法的に決められてはいなくて、
適量と言うのも難しい。
細胞診をするにしても注射は痛いしこの子にはかなり太い針になる。
と説明。
つまりはやれることが何もないってことですね?
改めてちっこい動物の儚さを知りました。
せっかく病院に連れてきても、
してあげられることがないのです。
「それに、きっと買った費用以上に診察代がかさんでしまいます」
と。
大きなお世話だよ笑。
と思ったけど、
それでクレームになったりそんなに払えないとトラブルになるケースが少なからずあるんですって。
まさか
「家族の一員」
だなんて大層な事を思ってはいないけど、
でも引き取ると決めた命、
出来ることがあるならやってあげたいよ。
レントゲン代や細胞診代を聞いたら思っていたより桁1つ少なくて、
(小学生の頃に病気猫をおばあちゃんが病院に通わせていたのに付き添っていた事があり、金額を大体覚えている)
それならば、、、
と思ったのだけど、
先生がなんとなーく遠回しに拒否の意向、、、。
つまりはレントゲンや細胞診をした所でしてあげられることは少なく、
それに対するリスクが高い、
と言うことらしい。。。
成す術もないまま立ち尽くす私と娘と先生。
一番気になるのは、
「ルナはこの状態で我慢をしてはいないんでしょうか」
と聞いたけれど、
「これだけ腫れているのだから、全く痛みがないということはないと思う」
と、、、。
だったら何とかしてくれよ!
と思ったけど、
でもね、年も年だからね。
人間だって全くの元気でどこにも悪いところがありませんなんていう年齢でもないわけで。
とりあえずそのまま帰ることになりました。
少しでも元気で動き回れるように環境を整えて、
楽しい余生にしてあげる事位しか私たちに出来ることはありませんでした。
最後に聞きたかったのですが、
「金網から落下して骨折したりしてるとか、飼い方が原因ということはないですか? 」
と伺ったところ、
「骨折ならもっと痛がっているし、外傷は日を追う毎に回復していく。今回のケースは日を追う毎に悪化しているので、そういうことではないと思われます」
とのこと。
ある程度は加齢によるもの、致し方ない事なんだろう。
でもいつもそこにいて、
抱っこしようとすると噛んできて、
夜にはカラカラうるさくて、
そんな困った愛しい存在が居なくなるかもしれないというのは、
やっぱり寂しいもんだなぁと思ってしまうのでした。
十分長生きしてくれてるけれど、
1日でも、1時間でも、1分でも、
同じ世界で時を刻んでくれたらいいなぁと思っています。
にほんブログ村
[3回]